ポスター – (C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
なんでももともとはコミックがあったようでそれが実写化されたらしいですね。
ジャケットの端っこにはセクシーなお姉さんもいて、ワクワクしちゃいます。敵なのか味方なのか?
そして本作の見どころは「スタイリッシュなアクションシーン」ということで「エクスペンタブルズ」シリーズが好きな私からしたらかなり期待大の作品であります。
あの映画のクリスマス(ジェイソン・ステイサム)のアクションは超絶スタイリッシュですからね。マジカッケーっす。
と、またいつものようにレビューする前に話が膨らんじゃいそうなのでここらへんで・・・
ではではこれより映画「キングスマン」のレビューをしていきたいと思います。
映画「キングスマン」の評価
ド派手なアクションシーンはこの映画の象徴とも言えるくらい完成度が高く、見ごたえがあるものになっていたように思います。
アクションシーンが起きる時間帯としても序盤~ラストまでバランスよく散りばめられていて、視聴者を飽きさせないようになっていたのではないかと思うので高評価でございました。
登場人物たちは肉体だけでなく、様々なスパイグッズを駆使して戦うので大人から子供まで、幅広い年齢層にウケそうですね。しかし少々残虐な表現もあるのでグロ苦手な人には向かないと思いますけど・・・
と好印象なアクションシーンではありましたが、一つだけマイナスな要因としては、「冷静に観たら粗が目立つ」というところだと思います。
パッと見はイイんですよ。激しめの攻防戦にアドレナリンドバドバ出そうになります。
でもよ~く動きをみると、
大してスタイリッシュでもない。
音楽やCGでの演出や撮り方で上手く見せているのでしょう。
特に撮影の仕方は大きいかなと思います。肝心な時にカメラを近くしてる。多分全体を映す撮り方にしたら結構酷いものなんじゃないかな。
まぁそれでもパッと見だけでもカッコよく見えてるならいいんじゃないかなと思います。パッと見ですら粗さが際立つアクション映画は多いですからね。
それに男はパッと見がカッコよければイイなんてことどっかの女優だかが言ってましたし(笑)
では「ストーリー」はどうだったのかお話していきます。
この映画はスパイものです。アクションシーンのアピールが凄まじくてよくわからなくなりますが、ジャンルで言えばアクション/スパイだと思います。
敵の親玉の口からも「スパイ映画は好きか?」なんてセリフもありますし。
主人公を筆頭に数々のスパイさんたちが登場して、スパイっぽい武器や小道具(007みたいな)が出てきて一瞬カッケーってなりますけど正直、「スパイ映画」としては駄作でしたね。
リアリティさがない。まぁこういっちゃ身も蓋もないというか、娯楽映画ですからと言われたらそれまでなんですが、とにかく荒唐無稽。
詳細はここには書きませんが、映画を観てみた人なら分かるはず。ツッコミどころ満載やんと。
ということで「スパイ映画」としてはイマイチ。
ではスパイ映画とか関係なしにストーリーがどうだったかというと、一言で言えば「ありきたりで単調な内容」でしたね。
勘の良いやつらが世界を牛耳ろうと企ててる悪者たちを阻止しようとするんだけど、そんな簡単にうまくいくはずもなく、結局戦う羽目になって最後は力わざでごり押しみたいな・・・
子供が観ても理解できる内容ですし、そこに「深み」はないかなといった感じです。
映画を日ごろから見慣れている方にはちょっと物足りないのではないかと思いました。
ということで「ストーリー」だけ切り取ってみたら陳腐です。
ここまで「映像」のことや「ストーリー」の事について触れてきましたが、映画と言えばやっぱり「演技」ですよね。
ということで演技に関しての評価ですが、これは問題いなかったという言い方がちょうどいいかもしれませんね。
ハリー役のコリン・フォースは相変わらずの安定感でしたし、悪役ヴァレンタイン役のサミュエル・L・ジャクソンも良い味出してました。キレキレ?のジョークがイイ。それにキングスマンになるための試験を受けた人たちも役にふさわしい「フレッシュ感がある演技」がありました。
そしてエグジーことゲイリー・エグジー・アンウィンを演じたタロン・エガートンもスパイになる前に未熟な青年となった後の紳士的な青年を見事に演じきっていました。
ということで文句はないかなと。
まぁぶっちゃけいうとそんなに演技力を求められるシーンがなかったということもありますが・・・(アクション多めでしたので)
そういう意味では可もなく不可もなくといった感じでしょうか。
とにかく安定感が抜群でした。
それでは最後にこの作品を星の数で評価して終わりたいと思います。
映画「キングスマン」の総合得点
ずばり3点!
スタイリッシュアクションで一瞬度肝抜かれましたが、よくみると粗が目立ちそこからは興ざめしました。ストーリーは陳腐。演技に関しては予想通りというか、間違いないワケがないというか、そんな感じで高評価!とはなりませんでしたね。
ということでやはり1番響いたのはウリにしているスタイリッシュアクションの中途半端さですね。
まとめ
次回作もあるようで一体どうなるのか?期待というよりか興味はありますね。
さらには3部作目もあるということ。10月?11月?に公開予定らしいですね。
ということは人気なんですね~~。
まぁ最近頭使ってばっかでパンクしそうなのでラク―に観たいと思います。
それではこれにて映画「キングスマン」の評価を終わりたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
