東京グール。原作神がかってますよね!大・大・大好きです!
本当は映画は観る気なかったんですが、ネットフリックスにアップされていたので観てしまいました。
という事でレビューしていきますが、前もって言っておきます。割と酷評です。
原作が好きすぎるが故ですのでご了承ください。
※一部原作の内容について触れていますのでご注意ください。
作品情報とあらすじ
作品情報
公開日 | 2017年 |
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上映時間 | 119分 |
監督 | 萩原健太郎 |
キャスト | 窪田正孝、清水富美加、鈴木伸之、桜田ひより他 |
制作年度 | 2017年 |
制作国 | 日本 |
感想。
ストーリーや演出について
何の情報もなく映画を観たが、「あ、ラスボスその二人ね」ってなった。
ヤモリとの戦闘シーンが好きすぎて、期待したけどムリだったみたいね。まあ冷静に考えたら尺的に足りないよね(笑)
ラスボスを真戸&亜門に設定したせいで内容が薄くなってしまって残念。
それでも割と原作を忠実に再現したかった感は伝わるけど惜しいのが、金木君の心理描写の少なさ。
東京グールの何がいいかと言うと、最初は「グール」=「優しさや理性などない根本的に悪の存在」という認知だったけども、主人公の金木君が人間とグールの両方を経験し、グールにも優しい心があって「何が正しくて何が悪いのか」が分からなくなる。
そしてその思いが私たち読者に伝わり、「金木君や金木君に影響を受けた者たちが苦悩や葛藤の中どう変化し、どう選択していくのか?」というところにあると思うんだよね。
それが足りなかったから残念。そこさえもっとおさえていたら評価高くなってたはず。
もっとたくさんの人に東京グールを知って欲しいからこそあえて厳しめに書きました。
キャラについて
金木君
ビジュアルに関しては良いと思う。少し背が高いがそれは仕方ない。
でも演技については言及がある。金木君はもっともっと弱いし迷いがある。人間とグールの両方を経験してるからこそ、考える事や思う事はたくさんあってそれが弱さ、脆さ、迷いに繋がる。
終盤に近付くにつれ、徐々に自我が確立し(気持ちだけでは何も救えない事を学ぶ)非情と言う名の強さを見せるが、この時点ではまだまだ迷走状態だ。
しかし、映画ではサラリと亜門さんを倒しちゃっていて自身の信条における迷いや葛藤が表現しきれてなかった。
トーカちゃん
清水富美加さんが演じていトーカちゃんは当たり。もうまるっきしトーカちゃんでした。ビジュアル、声、仕草、戦闘どれも見事に演じ切っていました。
ラビットのお面は「なんやそれ」って感じでしたが(笑)
亜門さん
う~ん。何とも言えないんだよなぁ。見た目は似てるけど、亜門の確固たる信念や硬派な感じは再現しきれてないような。まあ可もなく不可もなくといったところか。
四方さんとウタさん
四方さんは存在感なさ過ぎて可哀そう。もっと「背中で語る感」や「哀愁感」や「威圧感」を出して欲しかった。
ウタさんはとにかく似てない。もっと色気漂わせなきゃ。でもウタさんの店は再現力あったと思う。
真戸さん
登場した瞬間「もしや、、」と思いましたが予想的中。大泉洋でしたね。
いやイイと思いますよ。ミスマッチではないと思いますし、大泉洋は好きですけど、大泉さん、真戸さん演じるなら猫背にしなきゃ。
真戸と言えば猫背!猫背と言えば真戸ですから!!いや大泉洋は悪くない。演技指導の方そして監督ですよ!作品観た限りでは原作を忠実に再現したいんでしょ!?
なら目のサイズ(真戸さんは両目のサイズが明らかに違う)はムリでも猫背は出来るでしょうが!!!(愛のムチです)
原作と比べての感想は!?
当たり前だけど比べちゃダメだね。(笑)上の【キャラについて】見れば分かるけど酷評してしまう。でもアニメからの実写化は絶対的にそうなんだよ。
原作に寄せる事は出来ても超す事はあり得ないんだ。でも結局比べてしまうから良くない。
それでもあえて原作と比べたうえでのコメントは「よくやった」だ。それしか言いようがない。
戦闘シーン
素手でのアクションは違和感がなかったが、クインケと赫子のCGのクオリティは低く感じた。
戦闘シーンには最初から期待していなかったので、「予想通り」といった感じである。
まとめ
東京グールの大ファンとしては、少し残念ではあるものの、致し方ないと思うしかない。
基本アニメの実写化は失敗に終わるものだと思う。
トーカちゃんがハマっていたって感じたのは私だけかな?
というわけで以上でレビューを終わります。酷評でしたが原作が好きすぎる故です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
