観た映画を5段階で評価し、感想をお話してます。
ヒューマンドラマ

【ネタバレ】『天使のくれた時間』はXmasシーズンにぴったりの映画

天使のくれた時間という映画。暇な時にNetfrixでたまたま見つけて視聴しましたが、この映画最高のヒューマンドラマでした。声を大にしてオススメ出来るのでレビューしていきますね。

ちなみに世はXmasシーズンに突入しましたね。あちこちでXmasツリーが売られてたりします。何でそんなことって?この映画の舞台はXmasのアメリカです。クリスマスシーズンにピッタリの映画ですよ。

レビューの前に「どんな人におすすめの映画?」なのかをザックリと紹介!!

  1. センチメンタルな映画が大好物の人
  2. ニコラス・ケイジのいつもと違う演技が観たい人
  3. 過去を思い出し感傷に浸りたい人
  4. 泣いてスッキリしたい人(涙腺崩壊注意)

 

作品情報&あらすじ

作品情報

上映時間 125分
監督 ブレッド・ラドナー
キャスト ニコラス・ケイジ、ティアレオー二、ドンチードル他
制作年度 2000年
制作国 アメリカ

あらすじ

1987年。ジャックとケイトの別れのシーンから物語は始まる。別れと言ってもジャックは銀行での研修の為ニューヨークへ。ケイトはロンドンのロースクールで勉強というお互いの為に遠距離恋愛することに。

ハグを交わし去ろうとするジャックを呼び止めるケイト。「なんだか行ってしまったら全てが終わってしまいそうで」と不安げな面持ち。そんな不安に満ちたケイトをあやすジャックだがケイトはジャックへの愛する気持ちを伝えて説得を試みるが「気持ちは何年経っても変わらない」と言い飛行機に乗る…。

13年後、ビジネスで大成功を収めたジャックだが気持ちは変わってしまったのか独身まま。クリスマス前夜にある男と会ったジャックは翌日目を覚ますとベッドの隣にケイトが…。

作品の魅力

「あの時こうしていたらどうなっていただろう?」という想いが溢れてきた。

始まりから終わりまで耳障りが良い音楽と共にスローペースで展開される物語。スローペースと言ってもダラダラした構成ではないです。全くと言っていいほど飽きさせない作りになっています。

序盤はユーモアある会話が多く笑えるシーンが多々あり、終盤に近付くにつれて泣き所が多くなっていきます。

この映画の肝は主人公ジャックがビジネスマンとして大成功を収めるが生涯孤独な人生安月給だが家族の愛に恵まれた人生という2つの人生を歩む事。

誰しも「あの時違う選択をしていたら今頃どんな人生を送っていたのだろう」と思う事はあるはずです。

仕事や恋愛や結婚、そして住んでいる場所や、嗜好品まで全て自分が選択してきた結果。「あの時あの人と別れていなければ今頃どうなっていたんだろう?」なんて考えさせられるシーンが多々あります。

胸を打つような台詞が飛び交うシーン、そして観終わった後もフラッシュバックされる感動的なシーンも多々ありますが、個人的にはエンディングギリギリに映し出されるカメラを引きながらのシーンが最高にGood。

プリントアウトして部屋に飾りたいくらいお洒落で美しいシーンです。

恋人と上手くいっている人にはオススメの映画

もしも今の恋人や、仕事に不満がありまくりの人が観たら、発狂してしまうかも…

観たいなら観るべきですがくれぐれも昔の恋人に連絡して「寄りを戻して」なんて言って今の恋人とトラブルなんて事しないでね。

そしてオススメの鑑賞法としては是非一人でいる時に観るのが◎。

少し大人な要素もあるという点もありますが、それ以上に1人で観る方が観終わった後も物思いにふけることが出来ますから。

でも恋人がいない人は人肌恋しくなるだけだから注意してください。あくまでも『恋人と上手くいっている人』への鑑賞法ですからね。

ジャック役のニコラスケイジが意外とハマっていた

意外でした。この作品を観るまで私の中のニコラスケイジの印象ってキックアスやハングリーラビット、ナショナルトレジャー等アクション要素が強めの役の印象だったんですよね。

しかしアクションのアの字もない「天使のくれた時間」。見始める直前までは少しだけソワソワしていたんですが、始まってから10分そこそこで安心しました。

ジャックは作中でビジネスマンをしたりパパ二児のパパをしたりするのですが、どちらも違和感なく演じきっていました。そして観終わる頃にはむしろジャック役はニコラスケイジしかいないなんて思うまでに。拍手喝采といっても過言ではないでしょう。

※以下若干のネタバレ(核心にはふれてません)がありますのでこれから観るつもりの方はそっと画面を閉じましょう。

 

 

 

 

 

 

本音を聞きたい!ぶっちゃけトーク!

遠距離恋愛って難しいよね。

別れ際不安でいっぱいのケイトはやっぱり二人でいたいと説得を試みる。それに対しジャックは気持ちは変わらないからと微笑みかけてその場を後にした。

時間にすると3分あるかないかのシーンだがこの時点で映画の虜になってしまっていた冒頭の二人の別れのシーンから涙腺にアプローチかけてきた。

私も過去に同じような経験がある。

「遠距離なんて俺らの絆があればなんとだってなる。」離れる前はポジティブな気持ちでいっぱいだけど、いざ遠距離になったら、物理的な距離と共に心の距離もあっという間に遠のき結果別れた。

簡単だと思ってた頃の記憶が蘇って涙がこぼれた。3年半付き合って共に育てた花があっけなく散った。【遠距離は難しい】と私の辞書に深く刻まれた。

エリートビジネスマン&二児のパパを演じ切るのはスゴい

13年後。ジャックは大手金融会社のCEOとなって登場した。ジェルで固めた髪、ビシっとキメたスーツ姿で朝の会議では意気揚々と仕切る。

そして背筋を丸めることなく家路につくのを窺う限りタフマンであることが分かる。きっと大手企業のトップを担うには相当な活力が必要なのだろう。

この時のジャックに共感する事はほぼほぼない。なんせエリート中のエリートだ。どんな心境で過ごしているかなんて想像すらつかない。
ただ自信家である事は間違いないだろう。私も自信家だから分かるのだ(今のところ私の自信に根拠はない)

天使(定かではない)と出会ってからのジャックは見ごたえがある。自分に何がおきているか分からなくいつも困惑した表情だ。

自信に満ちた顔、話し方、そして立ち振る舞いのCEOジャックを演じたかと思いきや、次の瞬間、困惑した表情で弱々しい話し方、挙動不審な動きを見せるパパジャックが登場する。

相対的な二人を難なくこなすニコラス・ケイジはには「ナチュラルカメレオン俳優」の称号がふさわしい。ナチュラルってとこがポイントだ。控えめに言ってスタンディングオベーションの域だ。

スーツ店~車中のシーンはグッときた

ある日自分がタイヤのセールスマンとして働いていた事を知り、驚きを隠せないジャック。そりゃそうだ。今までの暮らしと打って変わりすぎだ。

何億という単位でお金を動かす仕事に就き、住まいは世界の中心NY。欲しい物は何でも買える暮らしから一変し、一本何千円というタイヤを売り、ド田舎に家があり、欲しい物はいちいち財布に相談するような暮らしに急転落だ。かなりヤバい。

そしてやり場のない気持ちを一気に放出するシーン。スーツ店でのシーンだ。2400ドルするスーツを試着するジャックはケイト褒められ良い気分になる。ジャックは迷わず貰おうと言う。ケイトは値札を見てソッコー拒否。子供の手を引いて帰ろうとするケイトに待てよと強く言い放つ。

ここからジャックの大熱演が始まる。小売店での仕事を貶し、犬の散歩の愚痴を吐く。6時間の睡眠時間の不満をこぼし、挙句の果てには子供の事まで引き合いに出す始末だ。
朝から晩、いや睡眠時も含めて24時間丸ごと自分の人生に嫌気がさす事を流暢に語らう姿はCEOの時のジャックそのままだ。

唯一違うのは皮肉たっぷりな事。良いパパの面影なんて微塵もない。そして以前の僕とは別人なんだと主張する。ケイトは逆上し、近づきながら自分が結婚したジャックは2400ドルのスーツを着なくとも自信を生きていた事を訴えかける。

帰りの車中で言い過ぎた事を謝るジャック。今までも人生で1番驚いた事を聞かれたケイトは幸せそうな面持ちで初めて子供を身ごもった事を語る。嘘にはなるが共感するジャックはそれ以前の話を振る。自分が知らない過去の事を聞いてつまらない人生である事を主張。

それを聞いたケイトは捉え方によるんじゃないかと言った。それに対しジャックはどう見えるかを問う。ケイト迷うことなく「最高のサクセスストーリー」と言った。

この2カットで行われたシーンは本当によく出来ていて感無量。サイテーな状況からサイコーな状況になっちゃうなんて素敵すぎる。

もっともっと伝えたいことはありますがまだ見てない人の為に終わりますね。

まとめ

良い映画すぎて、周りの友達にめちゃくちゃ推しまくりました。鑑賞後1週間くらい「幸せとは何なのか?」を考えてました。

観終わった後も考えさせる事が出来るのは良作の証ですね。

ということで『天使がくれた時間』のレビュー終わります。最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

 

 

 

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ガタヤン
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今まで観てきた映画は累計1000タイトル以上。専業主夫をしながらオススメの映画を紹介していきます。1番好きな映画は『ジョー・ブラックをよろしく』。趣味はテニスとサッカー観戦とサウナです。質問などあれば【お問い合わせ】をご利用ください。