観た映画を5段階で評価し、感想をお話してます。
ヒューマンドラマ

映画「アド・アストラ」感想 ロイの心情を言語化してみた。

9月28日、ユナイテッドシネマ豊洲にて「アド・アストラ」観てきました。

20:10分からの上映でしたが、お客さん30人程度しか入ってなかったですね。公開から一週間後の土曜の夜で30人。いやぁ少ないですねぇ。

予告ではかなり期待値高めな気がしたんですが・・・

 

とまぁ余談はさておき、感想を書いていきたいと思います。

 

映画「アド・アストラ」の感想

徐々に面白さを失なうストーリー

まずは冒頭、ロイの落下シーンが印象的でしたね。あのシーンでロイという人間がどれだけ冷静でどれだけ人間離れしているのかが、明確に示されている。

主人公の個性を伝える上で、非常に重要なシーンでした。魅せ方がうまかったですね。一種のアクションシーンとも見て取れる、遥か上空からの落下。あの映像観ただけで心拍数あがりましたよ。そう考えたらロイマジで人間じゃないでしょってね。(笑)

とまぁそんな感じで、ロイという人物を知りながら、楽しめたので序盤は満足。

しかし中盤以降は推進力に欠ける展開の数々が目立ちます。父の生存を知ったロイが、自分の弱点と向き合おうとしながら、火星へと向かう。そして海王星に行く事を決心する。

という展開でしたが、こういっちゃなんですが、「ロイの孤独さ」を示す描写が少なすぎる。ロイが寡黙で口数が少ない人物という事を抜きにして考えても少ない。

これじゃ伝わるもんも伝わらない。

例えば、ロイの周囲の人たちが楽しくおしゃべりしている輪の中に自分だけ入れない。とかそういう風に相対的に孤独さを際立たせることは出来たんじゃないかなと思いました。

 

そうして「中途半端な孤独さを持っているロイ」が海王星へと旅立ち物語は終盤になるのですが、

終盤は期待していた盛り上がりがない!!!皆無といってもいい。

何十年も死んだと思い込んでいた父との再会という、感極まりないはずのシーンであるはずが、父と子いざ対面しても、まるで昨日あったかのような接し方なのです。

そりゃそうですよね。お互い心が死んでますからね。それは分かるんですけど、あまりにも抑揚がなさすぎる。いやせめてハグしあうとかさそういうのないの?って?いや俺は同じ状況だとしてもハグはしませんけど、

アタナタチアメリカンデショ?ハグトカキストカ、イセイノトモダチドウシデモスルデショ?ウラヤマシイ。

まぁそれはさておきですね。生まれて初めてマックフライポテト食べた時の感動みたいなものはなかったですねぇ。

非常に残念。盛り上がりなし。むしろクレーターのようにへこんでいました。

て感じでどんどん右肩下がりに面白さを失っている感じが否めない。

冒頭の落下シーンは右肩下がりにつまらなくなるストーリーのメタファーだったのか!?

 

 

ロイの気持ちを言語化してみた

と言う様にですね。目の前に起きた出来事を観ただけではかなり不満足な作品だったんです。

が、鑑賞後丸一日たった今、一歩目線を変えてというか「ロイからの視点」にのみ焦点をあてたら面白い。

最初から説明すると長くなっちゃうんで端折ります。終盤父と再会した時のロイの気持ちを言語化しました。

 

死んだと思っていた父に会えたのだ。自分と母を見捨て、宇宙に飛び立ち、連絡の一つさえしない父に。そんな薄情な父に・・・

いざ目の前にしたらしたで、言葉が出ない。一方父は「家族の事は考えなかった」と言い放つ。辛い。地球から約45憶キロかけてここまできて、そう言われるのは辛い。

でもそれ以上に嬉しいのだ。

だって、宇宙に飛び立つまでは、優しくしてくれたから。優しいお父さんを知っているから。それに宇宙での孤独さも身を持って知ることができたから、お父さんの気持ちも分かるし。

だから例え心が張り裂けそうな言葉を言われたとしても、会えた嬉しさの方が勝るのだ。本当に会えて良かった。

それに大きな気づきもある。ここまで長い旅をして、そしてあなたを見て分かった。俺はお父さんのようにはなりたくない。妻を捨てまで、人との繋がりを失くしてまで心の底から望んでないんだ。

 

 

本当に大切なものは妻だったんだ。

 

と、一瞬でも大好きな父に会えた喜びと、その父に会えたことで抑圧していた感情の放出。つまり本当の自分を見つけた。というロイからしたらとんでもなく大きな収穫があったんですねぇ。宇宙からみたらちっぽけすぎますが・・・

 

そんな大きな変化があったロイは、ラストでは元妻と再会します。でもなんだかまだ暗いですね。顔色も悪いし、きっと長い旅でお疲れなのですね。

ぶっちゃけもっとロイの無邪気な姿というか、妻と楽しそうにおしゃべりしている画とか見せて欲しかったというのが鑑賞後すぐ思ったことなんですが、

今考えれば、アレはあれでリアルでしたね。そんなすぐに打ち解けたら変ですから。

 

43憶キロかけて地球に帰ってきた時のように「ゆっくり」と時間をかけて妻との距離縮めていけたらいいですね。何事もすぐにはうまくいきませんから、徐々に、徐々にです。

それはロイが誰よりも知っていることでしょう。

と言う感じでですね、鑑賞中は盛り上がりを期待しすぎた結果、ロイに感情移入しきれなかったのですが、後から振り返ってみるとなんだか心に染み入るものがありました。

この作品、完全にヒューマンドラマです。エモい映画です。

これから観るよって人は是非、ロイに感情移入することだけを意識してみると面白いはずです。

 

おわりに

いやぁ最初観た時はう○こ映画だななんて思ったんですが、きちんと振り返ってみるとイイとこもありましたね。これから観るって人は、是非全神経を集中させてロイになりきってみてください。

う○こと言えば、私ミスターカラスは9月29日品川区のあるカフェにてこの記事を書いていたのですが、大きい方を催してトイレで大噴火させ、スッキリ!トイレットペーパーを巻き巻きしよう思ったら

ナイ。ペーパーがない。

周囲を見渡しても

ナイ!!

洗面所の下に扉あってそこに入ってたり、予備が個室内にあるトイレとかあるじゃないですか!でもない。

から仕方なく手で拭きました。拭いては洗い拭いては洗いを繰り返して、ブラックホールをキレイキレイ。

その後定員さんに報告して万事解決!

しっかりしてよ店員さん!と一瞬腹立ちましたが、そういう時ありますよね。パーフェクトヒューマンは中田さんくらいですから・・・

常に心に余裕を持ちます。意識してないとすぐカッカしちゃいます。本当に厄介。

ということで皆さん、大するときはまずは確認から!

ということでこれにて映画「アド・アストラ」の感想を終わります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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ガタヤン
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今まで観てきた映画は累計1000タイトル以上。専業主夫をしながらオススメの映画を紹介していきます。1番好きな映画は『ジョー・ブラックをよろしく』。趣味はテニスとサッカー観戦とサウナです。質問などあれば【お問い合わせ】をご利用ください。