11月1日より、Netflixにて配信開始された海外ドラマ「我らはウェイヴ」
田舎の高校生たちが斬新なアイデアで次々と現代社会への風刺活動をするという物語。キャラクターが個性豊かで演出も巧いからついつい見入ってしまうのです。
ということで今回は「我らがウェイヴ」第3話のあらすじと感想を書いていきたいと思います。
「我らはウェイヴ」の登場人物
トリスタン
本作の主人公。主人公らが通う高校に転校してきたドイツ人。転校初日からクラスの不良たちと揉めたりと大胆な行動を起こすのが得意。
一見ただの不良に見えるが、道徳的で仲間思いな性格であることが早々に分かる。
親切さ、そしてユーモアを武器にリアを始め、ラヒム、ハーゲン、サジーらを次々と仲間に加えるが一体彼の目的は!?
リア
本作のヒロイン的存在。モテている場面こそないものの、クラス、いや学校内で1番の美人であることは間違いないだろう。
性格はドがつくほど真面目で、規律やルールにうるさいタイプ。しかしトリスタンと行動を共にすることで少しずつ彼女に変化が見られるように。
この変化は彼女にとって吉と出るか、凶と出るか?
ちなみに特技はテニスでテニスコーチであるボーイフレンドがいる。
ラヒム
主人公のが通う学校に所属するアラブ系男子。いつもスケボーを持っているので得意なのかと思うが、一向にスケボーに乗る様子が見られない。
学校内が終わると不良たちにいじめられているが気が弱いのでいつも反抗出来ないでいるようだ。
父と母と三人で一緒に住んでいるようだが、経済的に困窮しており、それが原因で家族との関係も上手くいってないようだ。
ハーゲン
主人公のトリスタンのクラスメイトの一人。
インターン先で急にキレる。これだけ聞いたら厄介ものに聞こえるがそういうわけではないようだ。彼の家は農家を営んでいたが、ある理由で借金まみれになるほど経済的に苦しくなった。
と、どうやら彼は家族の為にキレだしたのである。キレ方が結構面白いので、彼の今後のキレ具合は要チェックである。
ちなみに密かにザジーの想いを寄せているようだが、ザジーのタイプではなさそう。この点も要チェックだ。
ザジー
物静かで神秘的な女の子。学校ではイケイケ女子生徒たちに「サイコパス!」などと言われいじめられている。
トリスタンに「自衛しなきゃいつまでも終わらない」と言われ、ユーチューブで護身術を学ぶ。
ハーゲンから告白されOKを出すのか?それとも学んだ護身術で滅多打ちにした上でNGを出すのか?非常に気になるポイントだ!
「我らはウェイヴ」あらすじ
※ネタバレがあるのでご注意ください!
トリスタン一同はデパートにいた。
トイレの中などに隠れるメンバーたち。どうやらまた何か企んでいるようだ。
デパートが閉店すると、メンバーたちは動き出す。大量のブランド品を盗み車で逃げる。が、守衛にナンバーを見られてので、仕方なく車を止める。
トリスタンは守衛に近づき脅すが、効果はない。このままじゃメンバー全員豚箱入りという絶体絶命のピンチだが、リアが守衛に盗んだブランド品を与えて、その場を凌ぐ。
トリスタンらは何故大量のブランド品を盗んだのか?
それはブランド品の闇を人々に知ってもらい、少しでもブランド志向の人間を減らす為。
ブランド品の闇とは、多くのブランド会社は利益を上げるために、第三世界の子供を働かせ、生きた動物の毛皮を剥ぐ。そしてシーズン後に売れ残りを焼くことで一般人が買える値段で安売りされるのを防いでいるという事だ。SNSに投稿したのだ。
ある日の夜、ザジーはこう語る。「広告が頭にくるの、完なルックスのモデルにこういわれてる気がする。ザジー あんたは無価値 自分を見て チビで太っちょのあんたは何者にもなれない」と。
その話を聞いたメンバーらは、夜の街に繰り出し、露出の多い美女が映る広告にスプレーで落書きをしてまわる。「いい商品なら性差別的な広告は不要」と。
日は変わり、ウェイヴのメンバーたちはたまり場にしている工場の廃屋にいた。ラヒムが想いを寄せているポーラがメンバーに加わりたいという話をしている。
リアはこう言う「仲間にすればいいわ、人数が多い方がいいもの」と。
トリスタンは、メンバーが増えると権力や地位の配分で争うようになるからダメだと一蹴する。
加えてこういう「5人だから信じあえるし、活動だってうまくやれる。他人はリスクになる」と。
トリスタンの意見に反論するリア。二人は段々感情的になり、冷静な議論が出来なくなっていく。
強く批判されたリアは痺れを切らし、帰ろうとする。トリスタンは追いかけるがリアに怒りは収まらず廃屋を去る。
家に帰るリア。家族が知り合いを招待して食事会をしていた。そこにはビョルンの姿も。
「やり直したい」と切り出すビョルン。リアは「私たちは互いに執着していただけ」と返す。
「終わりだと?」と聞くビョルン。
「ごめんなさい」と言うリア。
二人の関係は終わったようだ。
リアは寝る前にSNSに「明日、集会があるから来れる人は来て!」と投稿する。
TV電話で互いの顔を見ながら話す二人。
ビョルンと別れた事をトリスタンに話すリア。トリスタンは部屋を見せてという。二人とも楽しそうだ。
ここでトリスタンの過去について明かされる。
実は車の放火で逮捕されたんじゃなくて、傷害事件で逮捕されたのだった。
「独裁者に武器を売る、ある軍需会社の社長を殺したかったが、誤って別人を傷つけた」と彼は話す。
「人違いじゃなくても過ちだった」とも。
それを聞いて戸惑うリア。「何故私に言うの?」と聞く。
それに対して「ウェイヴの正しい行いを過ちにしたくないんだ」と言うトリスタン。
リアは言う「私だけは信じて」
次の日、集会には多くの人が集まった。そこにはザジーをいじめた鼻ピアス女の姿も。
皆の前で力強く演説するリア。
「今までの私は、成績、服、自撮りにしか興味なかった。 でも今はどれにも興味ないわ、世界が乾いていて何とかしないといけないからよ」
湧きおこる歓声。トリスタンは心配げにリアを見ている。
リアは次のターゲットは畜殺場だと言う。
理由は動物愛護法に違反する施設だからと。
それを聞き、「畜殺場を潰せ」と激しく連呼するメンバーたち。
具体的な話もしないままにメンバーたちは畜殺場を目指す。
「待って」と言うリア。一向に止まらないメンバーら。
さっきまでの自信満々な表情とは打って変わって、絶望した表情のリアが画面いっぱいに映されて幕を閉じる。
「我らはウェイヴ」レビュー・感想
ということで第3話観終わりました。
冒頭のブランド品をホームレスたちに配るという活動いいですね。
アイデアが斬新だし、なにより学びになりましたよ。ブランド会社あくどすぎるよ。まさか子供たちに労働させていたとは。今までもブランド品には全く興味ありませんでしたが、これ観て思いました。「ブランド品絶対買うもんか」
まぁお金ないんで買わないというか買えないんですけどね(笑)
そしてそして広告に落書きして回るシーン。
ザジーの気持ちめちゃ分かる。広告って派手なのばかりだから嫌でも目に留まるじゃないですか。
疲れてたり、仕事がうまくいかない時なんかにスタイル抜群爽やかイケメンがニコッてはにかんでいる画を見ると結構メンタルやられるんですよね。「あぁこんなビジュアルだったらきっと仕事も上手くいってるんだろうなぁ」って。それが原因じゃないのは分かってるんだけど、それのせいにしてしまうというかさ。
そんなことがしょっしゅうあるから、ザジーの気持ちは痛いほどよくわかるんですけど
分かるんですけどそれに関して1つ思うのは
いやこのドラマの主人公のルックスもじゃね?という事。
これは前々から思っていたんですけど、ドラマの主役イケメン、美女ばっかじゃないですか。それどうなの?と。
アクション系ならまだしも、恋愛系のドラマの主人公にルックスが良い奴ばかり起用したら、俺みたいな顔面ち○こな男はいつまでたってもモテないじゃないか!ってね。
お金になりにくいのは分かるんだけど、俺ら非モテの為にもっとフツーの人を起用してくださいと思う今日この頃でございます。
終盤の畜殺場のくだりは悲惨でしたね。狂人と化してましたよ皆。新規たちが暴れるのはまだしも、ハーゲン、ザジー、ラヒムが暴走してるのは結構戸惑いましたね。
こうなることは分かっていたけどまさか彼らの理性も飛ぶとはね。
これだから組織は面倒ですね。対立が起こるから。もちろん組織をよくするための対立もありますが、そうじゃないものもある。てかそっちの方が多いんじゃないかな。
てかよく考えると今回の件は議論(対立)にもなってないですね。みなさんリアを無視して突き進むというワガママっぷり。
話は変わりますが、リアついに別れましたね。ほらいったでしょ(笑)予想通りの展開すぎてつまらないですよ。
トリスタンとリアの恋愛に関してはつまらないからもういい!って感じです。
それよりもハーゲンとザジーの関係にスポットを当ててほしい。難攻不落のザジーの心を優しさだけがウリのハーゲンが一体どうやって落とすのか?
めちゃくちゃ気になります。
おわりに
はいということでネタバレありのあらすじと感想を私Mr.カラスがお話しました。
次は4話ですね。一体何が起こるのか、非常に気になるところです。
ではではまたお会いしましょう。
最後まで読んでいただいてあらがとうございました!
