スーサイド・スクワットで「ハーレー・クイン」を演じて一躍有名になったマーゴット・ロビー主演の映画『アニー・イン・ザ・ターミナル』。
いやぁハーレー・クインのセクシーさったらハンパじゃないですよね。
アレを観てからすっかりマーゴット・ロビーさんのファンになった私。
今回はどんな演技を魅せてくれるのか期待が高まる一方で、レビューサイトでは酷評が目立つようですね。
ジャケじゃお洒落で、面白そうな映画だと思いましたが、果たして真相はいかに!?
ということで早速レビューしていきたいと思います。
評価
星2.5でしたぁ。
理由を述べます。
まず第一にストーリーの起伏が少ないことがマイナス点です。「何か起こるな?」と臭わせつつも、結局ラストシーンまで大きな盛り上がりを魅せることなく、進行していきます。
飽きっぽい私には向いてない作りでした。
そして第2にキャラクターの個性が思っていたより薄かった事が挙げられます。
主人公のアニーを入れて5人のキャラが重要な役割を果たしている(てかほぼその5人しか出てこない)わけですが、もっと個性強めのキャラを演じて欲しかった。
ジャケがカッコよかっただけに少しだけ騙された感があります。
という二つのマイナスポイントが大きく目立ってしまい、結果的に2.5点という事になりました。
感想
パンチがほしい
映画が終わってすぐ「もぉめちゃくちゃ期待してたのに~~~!」とジタバタしていました。
正直もっとパンチが欲しかったよ。
ジャケに似合うくらい強烈なアッパーをお見舞いしてくれると思いきや、いざ観てみたらジャブ、ジャブ、ジャブ、最後に強めのストレートという感じ・・・
もっとワンツーやフック、意表をつくカエルパンチなど色んな方向から攻めてきて欲しかった。
1時間36分と比較的短めの映画だったからよかったものの、アレが2時間続いたら、途中で白旗あげていたかもしれない。
でもラストは良かった
ストーリーの起伏の少ない映画は私はあまり好きじゃない。
この映画はワイルドなシーンは多いものの、なんかこうパッとしない時間が長く続く印象だった。
しかし、ラストシーンで実の父に復讐を果たした時は、見応えを感じた。
まさか双子とは。いやそこはぶっちゃけどうでもいい。アニーは幼少期に起こった事実を淡々とした口調で父に説明する。
それを観て思ったのは幼少期に悲惨な思いをしたせいで頭のねじが飛んじゃったんだなという事。
勿論序盤からイカれたアニーは垣間見られたラストシーンは別格。
感情のない人形のようにし喋りつつも、瞳の中に映し出される狂気。
そして母をあやめた憎っくき父は今は自分達の術中にいることを思い知らせるように不敵な笑みをみせるアニー。
そのシーンは観ていて少し怖くなる自分もいたが、それと同時にアニーに肩を持つ自分もいた。(この時弱い立場なのは父の方だが笑)
そして父の最期が訪れるわけだが、意外にアッサリヤッてしまったので、「もう少しイタブレヨ」なんて非情なことを思ってみたり・・・
とにもかくにもこのシーンはよく出来ていたと思うし、アニーを演じたマーゴット・ロビーの演技力は素晴らしいものがあると言えるだろう。
まとめ
期待していただけに残念な点数になってしまいましたが、点数はあくまで数字。
トータル的に観たらハッキリと『面白い映画』とは言えませんが、1部分を切り取ってみたら(ラストシーン)『面白いシーン』である事は間違いありません。
主演のもマーゴット・ロビーさんは今後も目が離せませんね。
ということでこれにてレビューを終わりたいと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
