
今回取り上げる映画は「ドント・ブリーズ」
パニックホラー的な作品です。
先日鑑賞した映画「蜘蛛の巣を払う女」の監督がこの作品も手掛けているということで気になって観てみました。
ちなみに「蜘蛛の巣を払う女」はイマイチ。文句の付け所満載で残念でしたね。
ということでさっそく感想を綴っていきたいと思います。
映画「ドント・ブリーズ」の感想
結論から言いますと、非常に面白かったです。
テンポの良さが良かったですし、一見シンプルなストーリーに見せかけて、隠されたテーマがあったり、最後は意外すぎる結末を見せてきたりしてただのホラー映画とは言わせないような作品でした。
順を追って話すと、まずはOP。最初から衝撃映像をみせられて期待が高まります。
「なんで人ひきづってんの?」と滅多にない状況が目の前で起こっていることの理由を必死に考えると同時に、序盤から何か起こりそう感が心躍らせます。
その後は主人公3人組の説明を簡単に済まし、開始15分で本題に。
いいですよねこのテンポの良さ、ただただ長い校長先生の話みたいな前置きなんていらないですからね。
そんな校長先生をブッ倒して主人公の3人は、元軍人の家に強盗しに入りましたが、こっちが思う以上人が死ぬのが早かった(笑)
最初に犠牲になったのはもちろんマネー。調子乗ってるやつは最初にキルというお決まりのアレですね。
にしても本当に早いし、軍人さん強すぎ。目が見えないにも関わらずあの身のこなしはもはや人間とは思えません。
とまぁそんなことは置いといて、こっちとしては主人公3人いるうちの一人が開始30分で即死したわけですから結構テンション下がりました。
もっと引っ張れよ。見せ場なくなるじゃん?っていう感じに。
しかし観終わってからかるーく分析するとこのマネー瞬殺事件は正解だったということに気づきます。
このだれがどう見ても早すぎる死(年齢的にも)はその瞬間から軍人の本気度を私たち観客に知らしめていたのだと。
あれがこの作品の緊迫感や恐怖感を早くから増しに増していたのだと。
そして軍人は家のありとあらゆる出口を封鎖していくというね(笑) こうやって文字にすると笑っちゃうんだけど、鑑賞中は違和感なし。あの軍人ならやりそうだもん。几帳面で完璧主義者で効率厨的なニオイがしますから。
その後の展開としてはとにかく拳銃乱射していく軍人さん。彼の辞書には手加減という言葉はないようです。
銃乱射して追い詰めたアレックスのこめかみに銃口押し付け「カチャッ」。
タイミング良すぎる出来毎に少々萎え。次の瞬間のホラーすぎる軍人はかなりの怖さでしたね。
あのシーンだけみたら完全にゾンビもの(笑)
そして物語は後半戦へと進みます。
後半戦始まってすぐに明かされる衝撃の事実。まさかの監禁事件。そしてまさかの誤射で死亡という出来事に唖然も唖然。動揺が隠せないまま、またしても逃走劇へ。
部屋に追い込まれて軍人パンチを喰らいのびちゃいそうなアレックス。
アレックスがぼこぼこにされているのを横目に「今がチャンスだ」と一目散に逃げるロッキー。(憶測です)
お、これはロッキーのみ助かるパターンかと思っていたら、まさかのあの部屋に。
そして何をするかと思えば、冷凍庫から見慣れた液体を取り出す軍人。それをスポイトに入れて、はさみでズボン切ってって。いやそれいくら何でもヤバすぎじゃない?
しかし我は思った「やはり効率厨だったか」と。
話を戻すが、彼女はパニック。これでもかというくらいパニック。
それを観てる俺もパニック。いやまさかこんなとこに着床、ってそれはこれから
着地よ着地。こんなとこに着地するとは思ってなかったからどうしていいか分からない。分かっているのは下半身がおっき
この状況を打破できるのは彼だけという事。5mあるかないかの超至近距離からの銃弾をよけ、そして隣に死体があったおかげで、絶対絶命な状況を回避することが出来た超ラッキーボーイのアレックス君。
挿れたら最後。初めて会う軍人の子供が出来るという、しかも彼氏、生きてないから元カレを目の前で撃った相手の子供が出来てしまうというまさにワンチャン的状況まで3、2、1
ハイきましたーーーーー。こめかみに銃口つきつけられたときと同じくタイミング良すぎる登場。
これにはやはり萎えーでしたね(笑)
という感じで終始楽しむことが出来ました
基本的にテンポが良くて好みでしたね。
上映時間も1時間28分と比較的ライトなので、とっつきやすかった点も高評価。
本当に怖いのは幽霊よりも、生きてる人間。そんなことを思わされる作品でした(笑)
おわりに
ということでこれにて映画「ドント・ブリーズ」の感想を終わりたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
