観た映画を5段階で評価し、感想をお話してます。
ヒューマンドラマ

映画「愛がなんだ」評価 テルコの存在感に屈服 物語的にも最高!

  チラシ – (C) 2019『愛がなんだ』製作委員会

今回評していくのは邦画「愛がなんだ」。

2019年4月19日に公開された映画ですね。

メガホンをとったのは今泉力哉さん。

そして主演に岸井ゆきのさん、成田凌さんの二人を迎え、脇を固めるのは深川麻衣さんや中島歩さんといった役者たち。

初めて聞く名前が多いこと。勉強不足ですすみません。というよりか私がそもそも邦画をあまり観ないところに原因があるのでしょうけど。

この映画のもとになったのは小説の「愛がなんだ」。コチラは角田光代さんによる作品であります。

角田さんと言えば「八日目の蝉」が有名どころではないでしょうか。【日本アカデミー賞 最優秀作品賞】を受賞ということでかなり知名度、満足度ともに高い作品となっていること間違いないでしょう。

かくゆう私も、「八日目の蝉」映画は観ました。もう思い出すだけで切なくなる。これぞまさに世に語り継がれる名作だと思います。

そんな「八日目の蝉」を書いた角田光代さんの作品がもとになっているということで、期待大なわけです。

というわけでさっそく評価していきたいと思います。

 

 

邦画「愛がなんだ」の評価

結論からいいます。

大いに○。いや◎。邦画の中では抜群の一本だと思いました。

とにかく声を出していいたいのは「テルちゃん」ことテルコの類稀な存在感。

もうこのテルちゃんがどうにもこうにも愛おしくて仕方ないんですよね。決して美人!アイドル的に可愛い!とかそんなことはないんですけど、それでも愛おしい。

これは何故かといったらやっぱりテルちゃんのどこまでも真っすぐな性格が大きいんじゃないかなと。

序盤の印象ではこの子大丈夫か?という風に心配でしたよ。ほら初めて駅の改札通るときみたいなアノ感じ。「これ大丈夫?改札開くよね?」みたいな。

とにかく心配で仕方ない。それもそのはず、よくも悪くもですがあんなにも真っすぐな人なんてイマドキいやしない。絶滅危惧種みたいなもんでしょ。(笑)

絶滅危惧種のテルちゃん怖い!って。さらに言えばなんか生理的にも無理かもなんだけど~~~みたいな。

そういう意味では葉子さんの不気味ちゃんの例えは納得。もう不気味で不気味で仕方なかった。でもそんな不気味に思えるテルちゃんの事を目をひそめたりしないで、よ~く見てみると不思議と愛おしくも思えてくる。「あれ、なんか可愛くない?」って。

一度不気味のフィルターがとれてしまえば、もうそこからは魅力的で堪らない。推しのアイドルみたいにテルちゃんを応援しちゃってる自分がいる。

中盤以降には応援してるという他者的感覚から、当事者意識へ。という不思議体験。あんなにテルちゃんに自分を投影してしまってる。

あんなに気味悪がってたテルちゃんに自己投影してるなんて1%も想像出来ませんでした。

素晴らしいキャラだったと思います。

テルちゃん最高!!

そんな最高のキャラ、テルちゃんを演じていた岸井ゆきのさんには脱帽でございます。

彼女なしでは、この作品はなかったと言ってもいいいほど、岸井ゆきのさんの演技は素晴らしかった。

演技も素晴らしかったですが、その素晴らしい演技を最大限に発揮してみせた制作陣も素晴らしい。

無駄な音楽や演出と使わないこと。そして長回しによる撮影によって、テルちゃんの魅力を十二分に引き延ばしていた。あれこれ詰め込み過ぎたら、良い味だしてるテルちゃんの印象が薄くなってしかいますからね。

そしてさらに言えばテンポが異常に悪かったのも後になって良い味だしてましたね。

鑑賞中はめちゃくちゃ長く感じても(実際カッタるかった)鑑賞後にははその異常にテンポ悪い展開の数々が素晴らしく感じる。

「あぁあれが日常だよなぁ」って。

ほらたまに過去の出来事思い出して懐かしくて泣けてきたりするでしょ?

でもその思い出って「ディズニー行ったぜウェイウェイ」的なやつじゃなくて、どっちかっつーとしんみりした雰囲気のものだったりする。「ちょっと友達と深夜のコンビニ行ってる時」とかそういう普遍的な日常。

今観終わってから丸一日経ってるんですけど、今まさに思い出のようにしてフワッと蘇ってくるんですよ。

そう考えるとやっぱり思い出して泣けちゃうような「日常」ってテンポがいいものでもなくて、歯切れいいものでもない。

ただそこに「日常」があるってだけ。

その日常があるだけ感を非常に再現できていた。だからこそ鑑賞後丸一日経つ今。自分があの場に本当にいたかのように感じてちょっとウルっときちゃう。

見事にやられましたね(笑)

 

ということで総括。

映画「愛がなんだ」に星をつけるなら

邦画「愛がなんだ」の総合評価は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

出ました星4.5!!!!

いやこれ実際星4.3くらいなんですけど、サービスで4.5!!

邦画でこのクオリティの高さはなかなかない!

綿密な計算のもと作られていてこそこのクオリティの高さなんでしょうけどその中でもアドリブを入れて(追いケチャップシーンはアドリブ)よりリアルで良い意味で生々しい日常が再現されていました。

もう文句なし。

若い人は観て損はなし!人間ってめんどいなぁ。けど、けどそのめんどさの中に計り知れない価値があるんだなぁって感覚をとくと味わって頂きたい!

名作級!とにかくまだ観てない人は急いで劇場に!

間に合わなかった人はDVDレンタル出たらすぐ観て!絶対だよ!

かなりおすすめの一本でした!

 

おわりに

余談ですが、岸井ゆきのさんのあの屈託ない笑顔はもとからなんでしょうかね?

だとしたら、凄すぎ。いや練習してたとしても凄すぎ!

チャーミングとはこのことか!って感じでしたね。私この作品で初めて彼女の演技をみましたが、もう虜です。ファンです。

そのくらい彼女の屈託ない笑顔は素晴らしかった。

俺も練習しよっと。

 

 

というわけでこれにて映画「愛がなんだ」の評価を終わります。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!

 

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ガタヤン
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今まで観てきた映画は累計1000タイトル以上。専業主夫をしながらオススメの映画を紹介していきます。1番好きな映画は『ジョー・ブラックをよろしく』。趣味はテニスとサッカー観戦とサウナです。質問などあれば【お問い合わせ】をご利用ください。