今回私が観た映画のタイトルは「カットバンク」。
タイトルに一体どんな意味が込められているのかと思って調べてみると、どうやら実在する地名らしい。
アメリカのモンタナ州にある田舎町らしいが、地名をタイトルにするなんてなかなか珍しいですよね。
「カットバンク」は締まりがあって聞こえがいいけれど、これが、「戸越銀座」とかだったら結構ダサいよね(笑)
これは決して戸越銀座を馬鹿にしているわけではないですよ。「新宿」でもダサいでしょ!?
要は日本の地名だとどうしてもダサく聞こえちゃうのかなと。(逆に外国人が「戸越銀座」という名の映画を知ったらカッコよく聞こえるのかも・・・)
と、冗談はここまでにして、
これから気を引き締めて映画「カットバンク」の評価をしていきたいと思います。
映画「カットバンク」の評価
それではいつものように「ストーリー」、「映像」、「演技」と大きく3つに分けて評価していきたと思います。
ストーリーに関する評価
まずはストーリーに関する評価からです。
本作は所謂犯罪モノにあたる映画で、一人の郵便配達員が何者かに射殺されるところから物語は始まるわけですが、その後の展開は「犯人サイド」が主体となって描かれていくといった一風変わったストーリーとなっています。
これには新鮮さを十分に感じられ、掴みの部分だけなら映画上級者もハッとさせられるのではないかと思います。(その後の展開は別として)
その後はどうなのかというと、テンポも良いし、二転三転する展開も魅力的だったし、オチよしと満足できるレベルではあったものの、名作レベルかと言われれば悩ましいところでしょう。
理由は、「突出した要素がなかった」からです。
巧妙な伏線も、恐怖感もありませんでした(後半になるにつれて見どころは謎→恐怖に)
この映画のココが凄いってのがなかったんですよね~~~。
でもさっきもいったように、ある程度の満足感は感じましたので駄作というわけではないです。
もう少し詳しく言うなら、中盤部分から物語のカギは清潔感あるドウェインから手から手汗ダラダラのダービーへとパスされたワケですが
そうするならもっとダービーのサイコパス具合を増しても良かったのかなと思います。
蝋人形のシーンで異質さは感じたものの、その後は割とどこにでもいる犯罪者感が抜けませんでした。
緻密さ(ドウェインの計画とこの映画自体の構成に対して)がないのであれば、いっそのこと大胆になっても良かったのではないかと思いましたね。
そう言った意味ではカッサンドラは観客にセクシーポーズ振りかざしていて非常に大胆でしたね(笑)
話は逸れましたが、ダービーをもっと振り切ったらとってもいい作品になったのではと思った今日この頃でした。
ということでストーリーに点数をつけるのなら10点中6点よいったところでしょう。
「映像」に関しての評価
続いては映像に関しての評価です。
特にこれといった不満はなかったですが、強いていうなら、「ダービーの狂人化ぶり」と「ラストのカップルたちの危機感」と「カサンドラのボディ」はもっと増し増しにして撮ってもよかったのではないかと思いましたね~~。
3つ目は冗談ですが(笑)
設定はありふれているので、もっとサイコパス的なホラー感や、危機的状況を丁寧に描いたほうが良かったと思います。
というわけで映像に数字で点数をつけるのであれば、4点といったところでしょう。
演技に関しての評価
ラストは演技に関しての評価です。
はっきり言ってダービー役のマイケル・スターバーグの独壇場でした。
いえ独壇場というのはふさわしくないですね。独壇場と言ってしまえば、まるでマイケル・スターバーグがかなり高く突き抜けているように聞こえますから。
そうではなくて、マイケル・スターバーグくらいしか目に留まる演技はなかったということを言いたいのです。
他の役者たちには申し訳ないのですが、正直代わりはたくさんいたのでは?と思います。
(まぁこれはセリフが極端に少なく、言葉での見せ所を作れなかった方たちもいるとは思いますが・・・)
こいつの演技がマジでスゲェんだよってのは該当なしです。
というわけで演技に関して数字で評価するなら4点といったところでしょう。
映画「カットバンク」のトータル評価
それでは恒例の星による評価をしたいと思いまう。
映画「カットバンク」に星をつけるなら・・・・・・・・・・・
星3つです。
風邪で寝込んでいる時にピッタリの映画でしょう。その日の夜は高熱、そして変人ダービーが夢に出てきてうなされること間違いなし!!!
おわりに
上映時間が1時間30分くらいと比較的ライト、そして頭を使わず観れるストーリー。そして少しの緊張感もあるので、オススメするほどではないですが、観てからガッカリする作品でもなさそうです。
とはいえ、3度の飯より、映画が好き。
食欲?睡眠欲?性欲?どれもねぇ。
俺は映画欲でいっぱいなんだよ!!!っていう映画狂は観て後悔するかもしれませんのでご注意を。
え?私?私はまだまだ映画中級者の部類ですよ。まだ1000本くらいしか見てませんから。
というわけでこれにて映画「カットバンク」の評価を終わりたいと思います。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!
