観た映画を5段階で評価し、感想をお話してます。
ミステリー

映画「ギルティ」感想&考察

今回感想を書いていく映画は2018年に公開された映画「ギルティ」

ツタヤにいくまで存在すら知らなかったのですが、ジャケ画が好みでしたので即座にレンタル。

しようと思ったら、パッケージ上部に満足度100%!!

とかデカデカと書いていて一体何のことやらと思って目を凝らしてみると、米批評サイト「ロッテントマト」での満足度の事だそうで、これには思わずドヒャー!と驚き、八宝菜(忍たま乱太郎)の如く、宙を舞う。

後頭部が地面に直撃するか否かの所で、たまたま後ろにいた石田ゆり子似のおねぇさんがブラック・ウィドウのような華麗なスライディングをして、お○ぱいで後頭部を受け止めてくれてなんとかこれ以上馬鹿になるのを防いでくれたわけです。

という完全俺得でしかない妄想でしたが、驚いたのは本当。ロッテントマトで100%は凄すぎ。というかどんな事にせよ100%っていう数字が出るのは凄いでしょ。

という様に期待値爆上がり状態の鑑賞でございましたが、結論から言うとそこまでかぁ?といった感じです。

ただイイとこはたくさんありましたよ!

ということで前置きが長くなりましたが、これより感想を書いていきたいと思います。

 

映画「ギルティ」の感想

耳を澄ませば、いや済まさなければ

今作の大きな特徴はというと「会話が主体の作品」ということです。それも(主人公の)相手の顔が見えないまま話が進むというなかなか稀な作りになっておりまして。

具体的にどんな話かと言うと、緊急通報指令室に勤務している主人公アスガーの元に一本の電話が入るんですね。その内容は「誘拐されているから助けて」というもの。そんな超緊急事態にアスガーは電話一本というあまりにも脆い繋がりの中、事件を解決しようと奮闘していく・・・

といった感じのストーリーになっています。

あ、緊急通報指令室というのはなじみのない言葉なので補足すると、例えば交通事故が起きた時やカバンをスラれたと言う時に連絡が入る場所のことね。

命に関わらないような連絡が大半なんだけれど、たまたまホームラン級の事件が舞い込んできちゃったというワケです。

 

とまぁそんな感じですので勘の良い方はお察しの通り、ガチガチの緊張感のまま話が進んでいく系でございます。

そして先述したように、電話を通しての会話が全面的に繰り広げられるので、想像力を掻き立てられるのは確実。

登場人物も極めて少ない、主力人物でいうと3~4人程度なので、本筋に集中して観ることが出来る作りになっています。

とここらへんで作品の紹介は終わりにして感想の方を書いていきたいと思います。

 

甲乙つけがたいが・・・

今作の感想を書くのは極めて難しいです。

好みの映画ではない。けれど抜群に完成度が高い映画でもあるわけでして。

まぁ自分でもまだはっきりしたことは分かっていないような状態ですので、お話しながら整理していくことにしましょう(笑)

今作の大きな魅力はまず「緊張感」。無駄な情報一切なし、例えば筋に関係ない会話とかそういうのが一切といっていいほどない。多少はユーモラスな内容の会話があったほうがいいという意見もあるけれど、そんなんなくていい。

(相手が姿が見えない)という斬新な手法が功を奏して、1%の情報も見逃したくない、いや聞き逃したくないという思いでいっぱいでした。

ということで緊張感は文句なし。

 

続いての魅力は「一人の人間の間違いを認める瞬間に立ち会えること」

劇中で一人の人間の内省シーンがあります。その人は誰もが非難するような大きな誤ちを犯しているのですが、完全に自分を正当化してしまっているので、罪の意識はないんです。

しかし、ある瞬間にハッと気づく。「自分は何てことをしてしまったんだ」とこれまでとは180度打って変わり、自分を見つめ直す。

その見つめ直すきっかけとなったのは、ある人に言い放った自分の言葉なんですよ。

よく「人に言われても自分で思い立たなきゃやらない」というような類いの言葉聞くじゃないですか。もうその意味が良く分かるシーン。

自分を客観的に見ることが如何に難しいか、また、それまでガチガチに決めつけていたことも腑に落ちたらすぐに解けてしまうという事。

私たちの日常でもそういうことあるじゃないですか。

 

毎日鏡観て、「俺カッケェ」と思っていても、ある日友達の「お前不細工だよな」と言われて、そんなことないだろと思いつつも、YAHOO知恵袋に顔診断お願いしますと自分の顔貼ったら、立て続けに「不細工」「キモイ」「人間じゃない}というような罵詈雑言浴びせられ、そこで「俺、不細工なんだ」と気づく。

あ?ない?そか(笑)

 

まぁないにせよ。というかちょっとニュアンス違うな(笑)

やり直し。

 

まぁなんにせよ、他者を関わり、自分の口から無意識に出てきた言葉のおかげで改心させらてるという事。それがこの作品にはありまして、内容が途轍もなく重い。

その重い内容を、絶妙な筆遣いで非常にリアリティに仕立て上げる。

そこが今作の1番の見どころだと思いますね。

 

他にもイイとこありましたよ、例えば、主人公アスガー扮するヤコブ・セーダーグレンの演技力が素晴らしいとか、観客への投げかけがあるラストシーンがいいとか細かいとこ出せばありますが、主にイイなと思ったのは以上の2点。

 

では反対に、良くないとこはと言いますと、「物語が単調すぎる」というのが1番思うとこですかね。

二転三転したりラストのどんでん返しが好きな私からするとちょっと物足りなかった。

まぁこれは完全に好みの問題ですのでね。あまり声を大にしていう事でもないのですが。

 

あと一ひねりあれば良かったなぁ。でもそうしたらリアリティが損なわれるか。う~~ん難しいねぇ。

 

 

おわりに

という感じです。

文字にしてみてやっと整理つきました。

総合的に言うとどちらかというと賛!見どころは十分にありますし、なかなかない毛色のミステリーですので、観てみる価値はあると思います。

あ、ちなみに私はラストの電話の相手は警察だと思ったのですが、皆さんはどう思いましたか?

やっぱり恋人なのかなぁ。でもそれだと恋人傷つけちゃうというか、話すようなことないと思うんだけどなぁ。

と余談中の余談でした(笑)

というわけでこれにて映画「ギルティ」の感想を終わります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

 

 

 

ABOUT ME
ガタヤン
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今まで観てきた映画は累計1000タイトル以上。専業主夫をしながらオススメの映画を紹介していきます。1番好きな映画は『ジョー・ブラックをよろしく』。趣味はテニスとサッカー観戦とサウナです。質問などあれば【お問い合わせ】をご利用ください。