ジオストームのレビューをしていきます!
目次
結論から言うとシンプルに面白かった。
感覚的にそう感じた私ですが、他の方のレビューをチェックしてみると、「大傑作!!」とか「底辺映画!!」とか言われてました。
皆さん感じ方が違っていてそれはそれで面白いですが、私的には「傑作とは呼べないが、観る価値はある」という感想です。
それではこれから詳しくレビューしていきます!!
見どころは!?
この映画はパニック映画ですので、見どころは何と言っても「人々がパニックに陥っている様がイイ!」
なんて言うかと思った方いらっしゃるのではないでしょうか。ですが、
そんな事はありませんでした。
この映画の見どころは
何と言っても「バランスの良さ」にあると思います。
ストーリー構成・台詞の量・テンポ・映像美・ラストの盛り上がり
どれが欠けるわけでもなく、高い水準で作られていました。
以下『感想』にて、詳しく説明していきます。
感想
期待値以上の面白さでした
決めつけはいけないですが、ジャケを見た時から「面白くなさそう」と思っていました。
ですが観たあとすぐに思います。「すいませんでした。結構面白かったです。」
パニック映画は個人的にはハズレが多くて、なかなか観ようと思わない。
この映画も「どうせ人がパニックして、災害時の映像美に頼っただけの映画なんでしょ?」なんて思っていたら全くと言っていいほど違いました。
兄弟の確執が解けた瞬間に涙!!
この映画の見どころの1つとして、『兄弟のドラマ』がありました。
主人公『ジェイク』はダッチボーイと言う気象コントロール衛星を作った張本人です。ダッチボーイは「地球を襲うありとあらゆる異常現象を制御する」という有能すぎるメカです。
そして主人公の弟『マックス』は政府のお偉いさん。大統領の近くでお仕事しているわけですがある日、問題が起こります。
問題を起こしたのはジェイク。それまでダッチボーイの最高責任者として仕事していたわけですが、裁判で、逆ギレし解雇されてしまいます。
そしてジェイクに解雇を告げたのはなんと弟のマックスでした。
いくら仕事とはいえ、兄弟に解雇を宣告するのは、言う方も言われるほうも辛いですよね。
そして月日は流れるのですが、ある日ダッチボーイに異常が起こり、ジェイクは再び現場に戻ります。今度はマックスを上司にして・・・
そんな二人の間にはあの日を境にして、確執が出来ていました。
そして『深い溝』は埋まらないまま物語は進行します。
それからジェイクはダッチボーイの中から、マックスは大統領の近くで行動し、問題解決の糸口を見つけようとします。
何度か衛星通信を使って連絡を取り合いますが、お互い確執を持ったままです。共に目的を果たす事だけに集中し、仲直りしようとはしません。
兄弟を観てると「もういい大人でしょ~?早く仲直りしなさい」というまるでお母さんみたいな視点で二人を見守る私。
モヤモヤが半端ない(笑)
モヤモヤしっぱなしでしたが、ラスト目前になり二人の関係は急変します。
ある事情でダッチボーイと共に、宇宙の塵となる事を決意したジェイク。
衛星通信にて何も知らないマックスにその事を伝えます。
「お前は役目を果たした次は俺の番だ。」と弟努力を認めるジェイク。その後淡々とした口調で自分は助からない事を説明します。
事情を理解したマックスは「俺のせいだ」と泣きながら言います。
それに対してジェイクは「俺はお前の兄だったのに、世話をかけた許してくれ、娘を頼む」
マックスは目頭を熱くしながら「ああ勿論だ」
そしてついにジェイク「仲直りが遅くなったな」
マックス「あぁ、兄貴は立派だよ」
ついに、ついに言ったーーーーーー!!!!長い、長いよ君たち。
「なんでこのタイミングなんだよ、遅いよ。もっと、もっと早く言えよ。もうジェイクは、ジェイクは宇宙の塵になっちゃうんだぞーーーー。」
って感情が爆発して私の目から大洪水。異常気象だ助けてダッチボーイって、あぁむしろ助けて欲しいのはあなたの方ね。(笑)
俺兄弟いねぇしなんて思った方安心してください。
一人っ子の私ですが、しっかりと感情移入出来ました。
もう兄弟なんて関係ないんです。血がつながっていようがいまいが・・・
自分にとって大事な存在と離れ離れになる目前。お互いもう大人だから、自分に信念がある。その信念が仇となって、ぶつかってしまう。
その結果溝ができ、時間が経つにつれその溝は悪化。
子供の頃のように「ごめんね」って言えばいいのに、プライドが邪魔してうまく言えない。
てかジオストームを止める為にそんな事をしている暇なんてない。でも頭ではそう思っていても心ではやっぱり仲直りしたいんだと。
そうこうしているうちに時間は流れて、気づいたら永遠にお別れ間際。
そして覚悟を決めて言い出す。「遅くなったな」って。
そんなとこでしょうか。真実は当人たちにしか分かりませんがけど・・・
いやありますよね言いたくても口に出せない時って。私はプライドもそうですが、自分が悪いって思えば思うほどごめんって言い出せない事が多いです。
逆を言えばあんまり思ってない事ほど、さらっと謝れたりするんです。
不思議ですよね。大事な事ほどすぐ謝るべきなのに。そんな面倒な性格をしているのは私だけでしょうか!?
失礼話が過ぎました。
パニック映画を謳っていますが、私は兄弟愛に注目して観ました。
パニック映像は圧巻。しかし少なめな印象
地中から火が吹き出しすシーン。ビーチを吹雪が襲うシーン。ビルが崩壊していくシーンや、砂漠に津波が押し寄せるシーン。あとインドをストームが襲うシーン。落雷もあったな。
どれも映像が綺麗で、あまり期待していなかったのもあってかクオリティの高さに驚いたし楽しめた。
異常気象というだけあって、ありえないシチュエーションだらけだ。
意外性や映像美という意味では満足できたが、人々がパニックしている描写としてはまずまずといった印象だった。
もっと顔をアップにして撮って表情を映していたら、よりパニック加減が増したと思いました。
まとめ
想像以上に面白い映画でしたね!
ネットのレビューでは賛否両論あるところですが、私からすると、十二分に観る価値ある映画でしたよ!
ということでこれにてレビューを終わります!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
