観た映画を5段階で評価し、感想をお話してます。
SF

【ネタバレ】洋画インターステラーは『マクロでありミクロである』

背筋も凍るほど面白いSF映画を発見致しましたので紹介させて頂きたいと思います。

今回紹介する映画は「インターステラー」です。

面白い要素が濃縮されていて、間違いなく名作と呼べるでしょう。

レビューの前にまだ観てない人の為にざっくりと「どんな映画なのか?」を紹介。

  1. 人類滅亡の危機。果たして人類はどうなる!?
  2. 広大な宇宙、そして壮大な物語!
  3. 時空を超えた家族の絆に注目!
  4. ゾクゾクッと背筋が凍るラストに今夜は眠れないかも・・・

ではではレビューしていきますね。

※記事前半は映画の紹介で、後半は感想となっております。

 

作品情報とあらすじ

作品情報

上映時間 169分
公開日 2014年11月22日
監督 クリストファー・ノーラン
キャスト マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン他
制作年度 2014年
制作国 アメリカ

 

あらすじ

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に期間を約束し、前人未到の天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

引用元:インターステラー(2014)-シネマトゥデイ

 

 

 

ココが良い

ホントに169分もある?あっという間にエンディングでした。

この映画なんと169分もの長編上映時間が長い映画のネックと言えば長くて飽きたり、疲れてしまう事ですよね。

いつのまにかスマホいじりだして結局そのまま観ずに返却した事ある人いるんじゃないでしょうか(私は何度もあります)

しかしこの映画はそんな事にはなりません。終始、画面に釘付け状態でございます。長いなんてもってのほかです。気づいたらもうエンディングでしたよ。

私はむしろ「まだ終わらないで。」と思ってしまいました。良作の証ですね。

長くても飽きないで観られる理由はなんといってもクオリティの高さにあります。

宇宙の映像が美しいのは勿論のこと、ストーリーの濃さやテンポの良さ、そして予期せぬ展開の連続だったりトータルでのクオリティが非常に高くラストシーンは圧巻でした。

余談ですが上映時間が長い映画は良作が多い気がします。そこで上映時間が長い映画のオススメを」3つだけピックアップします。

アビエイター:主演のレオナルド・ディカプリオがゴールデングローブ賞で主演男優賞を獲得。話題作。(2時間50分)

ジョー・ブラックをよろしく:ブラッド・ピット主演の映画。ストーリー良し、音楽良し、演技良し、終わり良しの文句の付け所がない映画。実は私この映画が1.2を争うほど大好きであります。本当に本当にオススメですので是非見て頂きたい。(3時間1分)

タイタニック:言わずもがなですが言っちゃいますね。不朽の名作。こんなに胸が焦がれるラブストーリーはありません。(3時間15分)

 

ミクロでありマクロ!!あまりの迫力に鳥肌の連続!?

ラストシーンを予想出来たという人は一体何人いるのでしょうか。私は1パーセントさえ想像出来ませんでした。

サスペンスもののようにラストを予想する映画ではありません。しかし、そんじょそこらのサスペンス映画を凌ぐほどのトリックがこの映画には施されています。

作中で「重力」という言葉が何度も出てきますが観終わる頃にはTV画面に引き寄せられているかのように近づいていました。あ、それは重力ではなく引力か。

マクロでありミクロでもある展開の数々にハラハラせずにはいられない。それ矛盾してるって?観れば分かりますから。マクロでありミクロな世界とくとごらんあれ。

息をのむシーンの連続に今日は眠れない予感

ド迫力の演出が満載なんです。迫力という点ではアクション映画に全くと言っていいほど引けを取りません。しかもリアリティすらあるのがスゴい。

アクション映画は観ててスカッとしますがリアルではないでしょ?基本的にありえない事の連続ですからね。

でも本作はとってもリアルでスカッとするだけじゃなくゾクッと、いやゾクゾクっとするわけなんですよ。

それに加えて役者たちの演技も自然だから観たその日は「本当にあった出来事なんじゃないかな」って思っちゃって寝れないかも…。※睡眠不足の方はお気をつけください。

 

※以下ネタバレありですので、まだ観てない人は今すぐに閉じてレンタルしてね。

 

 

 

 

 

ぶっちゃけトーク(ネタバレ含む感想)

物語に引き込まれるまで

オープニングから分かってたよ「こりゃ間違いなく面白いぞ!」って。ただマーフィーのインタビューシーンはまるでタイタニックのOP。真似でもなんでもいいけどね。

世界観に引き込まれるまで早かった。序盤のドローンを追うシーンで軽くハートを掴まれた。BGMがとても良い。SF好きの人からしたらあの奇妙なメロディーはテンションが上がる事間違いない。

宇宙へ飛び立つ事を決めるまで早くも感じたけどアレはアレでいいかも。マーフィーは可哀そうだけど。

ミラーの星はとにかくヤバい

ミラーの星でのシーン。ミラーの星で1時間活動すると地球で7年時間が進むらしい。これを聞いただけでもその星に行く事がどれほどヤバい事か分かる。
ここでもっと分かりやすくする為に、「ミラーの星に1秒いたら地球上の時間はどのくらい進むのか」を計算してみた。

計算の結果0.7日だった。時間にすると16.8時間。ミラーの星に1秒滞在しただけで16.8時間進んでいる事になる。
かなりヤバくないか?あっという間に100年が経過してもおかしくない。帰った頃にはアイフォン100sが出来てるかも。

これを知らないで観ても、ミラーの星でアクシデントが起こるシーンは緊迫感があるが、計算してから観直してみると見ごたえは何倍にも増した。

アメリアの選択について

アメリアが全人類よりエドマンズを選んだシーン。チームの目的は『全人類の存続』の為にあるのでチームとしては、クーパーの意見が正しい。

アメリアの言いたいことも分かるが、回りくどかった。もっと最初からストレートに感情をぶつけた方が良かったんじゃないと思う。しかし最後は正直な気持ちを吐露したのは涙が出そうになった。

アメリアの心境はこんな感じかな?

人類が大事なのは当たり前。でもエドマンズは特別な人。じゃあ人類よりエドマンズ?でもそんな選択ってアリ?仮にエドマンズを選んだとしても無事な保証はなく確率は限りなく0。じゃあ人類の為に任務を遂行した方がいい。した方が?生きてる可能性が少しでもあるのに?

葛藤に苦しんだアメリアを称えたい。私ならと考えた。最愛の人が生きている可能性が0.1%でもあるならどんな事をしてでも行こうとしてしまうのかも。

マン博士よ。私の言う事を聞くんだ。

マン博士とクーパーが対立するシーン。様々な思いが脳内を駆け巡った。

マン博士。あなたはやってはいけない事をやった。小さい頃ママに教わらなかったかい?「人に迷惑かけちゃだめ。優しくするんだよ」って。

SNSが普及し、コーヒーを飲みながら人を貶したり、傷つけたり、裏切ったりする事が出来てしまう時代に。そのせいで他人は恐いというイメージが蔓延し、希薄な関係が多くなった。

誰かが言う「仕方ないよね、そーゆー時代だもん」でもそういう人に限って本当は人の温もりを感じたかったり、親切にされたかったり、その逆だったり、深い関係を築きたかったりする。

みんな頭の片隅では思っているハズなんだ。このままじゃいけない。何かおかしいって。でも時代はどんどんはアップデートされていく。

時代についていけなくなったアノ人は帰りの電車でストレスが引き金になって、ツイッターで他者を叩いてストレス解消。隣に座っているアノ子はたまたま目に入った隣の人のスマホの画面を見て驚愕。慌ててLINEを開いて「聞いて、今さあ…」と友達に送る。

そんなんじゃだめなんだ。繰り返しちゃ。マン博士、あなたが踏み留まらなくて誰が踏み留まる。全人類の為に宇宙に飛び立ったあなたがそんなんでどうする?

そして片道切符を片手に握りしめて果てしなく長い時をひとりぼっちで過ごした男の野望は無残に散った。マン博士は未知の星に行って『科学者』としては成長したが、『人間』としては著しく退化したようだ。

やっぱり親子なんだね

頭脳明晰なマーフィー。ブレない気持ちは父親譲り!?

マーフィーは本当によくやったと思う。幼い頃の記憶を頼りにし、少ないヒントで人類を救済する事は簡単ではなかったはずだ。

まだまだ父という存在が必要だった幼少期。優しくて尊敬出来て、頼りがいがあった父(クーパー)が出ていった事はあまりにショックだったろう。

それだけでなく父からの連絡が途絶え、「お父さん、私を見捨てたの?」と疑心暗鬼になってからは相当辛かったろう。たくさんのジレンマを乗り越えて、彼女は強い芯を持った女性となった。

しかしもし、自分にあんな頭の切れる子供が出来たらたまったもんじゃない。なんでもかんでもお見通しだ。「ねぇパパ、いつもサッカーのことで頭がいっぱいね。たまには私の事も考えてよ」なんて言われそうだ。

実際子供が出来たら可愛くて子供の事しか考えない気もするが。

いかなる時も信念を貫き、ブレない男クーパー。

マン博士に裏切られた事なんて一切引きずらない。もうブラックホールが目前だ。地球までの生命維持は難しいがエドマンズの星まではいけると踏んだクーパー。時間のズレなんて気にしにしちゃいない。

宇宙船を切り離しながら進む二人。ブルーな気持ちのアメリアを説得したクーパーは次の瞬間アメリアのみを送り出す。最初から二人じゃ届かない事を知ってたんだよ。

何が「運動の第三法則」だよ。何が「俺の正直レベルは90%」だよ。泣かせるなよクーパー。

自分を犠牲にしてまでアメリアを助けるクーパー。カッコよすぎるよアンタ。ここで1つ伝えたい事がある。

3つの星のうちどの星に行くか決めるシーンを思い出してほしい。アメリアは私情を挟んでエドマンズの星に行きたいと主張した。そこでクーパーは「間違ってる」とアメリアを批判した。

アメリアの言う事は理解した上で人類存続を優先したのだ。

そしてこのシーン。(この時点では)自分を犠牲にしてアメリアに人類の救済を託した。という事はだ。

人類の存続を第一にして考えていた事がうかがえる。アメリアに恋心を寄せていたわけでもなさそうだから本当に「人類第一」だ。

一貫して信念を貫くクーパー。カッコよすぎる。普通は自分の命<皆の命とはならないハズだ。自分の命を天秤にかけても一切ブレない男なのだ。

クーパーの信念がなかったら人類は滅びてた!?

点が線になるとはこの事。クーパーの信念。そして行動があったからこその人類存続だった。今までの事を思い出してほしい。まず簡単に事柄を書く。

クーパー(飛び立った後)がマーフィー(幼少期)にモールス信号で「人類救済のヒント」を伝える→マーフィー(幼少期)は謎の現象としてクーパー(飛び立つ前)に報告する→人類滅亡を前にしたマーフィー(大人)は幼い頃の謎の現象に意味があると推測し、昔の家に行く→時計に刻まれたモールス信号を入手→人類救済。

これを見たらゲームクリアまでは簡単に見えるだろう。しかしもし何かが少し違っていたらどうだろうか?

  • もしクーパーが「人類?知るか。俺にはマーフィーの方が大事だ」と言って宇宙に行かなかったら?
  • もしクーパーが人類存続よりアメリアの私情を取り「よし。エドマンズは生きてるかもしれないから行こう」と言ってたら?
  • もしクーパーが「モールス信号?どうせマーフィーには分かんないだろ?」て思って伝えようとしなかったら?

たくさんの可能性があった。たくさんの選択肢があった。しかしクーパーは自分の力を信じ続け迷いなく行動に移して人類を救ったのだ。

ブレない男はカッコいい。

まとめ

ストーリー、伏線、キャラクター、演出、ラストの展開。面白い要素がギュッと詰まっていて本当に観て良かったなって思います。2度3度見たくなる名作でした。

「ブレない男クーパー」から「ブレない女マーフィー」にバトンが繋がれた事で人類を救う事が出来ましたね。この2人には「国民栄誉賞」ならぬ「人類栄誉賞」を贈りたいと思います。

長くなってしまいましたがこれにてレビューを終わりたいと思います。最後まで観てくれてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ガタヤン
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今まで観てきた映画は累計1000タイトル以上。専業主夫をしながらオススメの映画を紹介していきます。1番好きな映画は『ジョー・ブラックをよろしく』。趣味はテニスとサッカー観戦とサウナです。質問などあれば【お問い合わせ】をご利用ください。